【ビルメン歴20年が本音で語る】その求人、マジで危険。2025年版・ヤバい会社の見抜き方

「ビルメンの仕事を探しているけど、求人票だけじゃ良い会社か分からない…」「給料は良いけど、入社したら地獄だった…なんて経験はしたくない」そう思っていませんか?この記事では、業界の裏側を知る現役ビルメンの私が、求人票に隠された「ブラック企業」のサインを具体的に解説します。あなたの転職を成功させ、未来を守るための知識がここにあります。
- 【給与・仕事内容】「未経験で高収入」「簡単な作業」の甘い罠
- 【休日・社風】「アットホーム」「年間休日105日」に潜む闇
- 【将来性・その他】「幹部候補」「誰でも成長できる」がヤバい理由
1. 【給与・仕事内容】「未経験で高収入」「簡単な作業」の甘い罠
まず一番に見てしまう給与欄。ビルメンの仕事は専門性が求められるのに、「未経験者歓迎!月給35万円以上!」のような、相場より明らかに高すぎる求人には注意が必要です。なぜなら、その裏には「見込み残業代が異常に多い」「過酷な夜勤・宿直が前提」「離職率が高すぎて、とにかく人を集めたい」といった事情が隠れている可能性が大です。
また、「誰でもできる簡単な作業」と書かれている場合も要注意。ビルメンの仕事は、楽な現場もあれば、仮眠も取れないほど忙しい現場もあります。「簡単」という言葉で仕事の範囲を曖昧にし、実際は清掃からクレーム対応、専門外の雑務まで何でもやらされるケースも。具体的な仕事内容(巡回、検針、小修理など)がしっかり書かれていない求人は、一度立ち止まって考えましょう。
2. 【休日・社風】「アットホーム」「年間休日105日」に潜む闇
次に、休日と社風に関するキーワードです。「アットホームな職場です!」という言葉、一見良さそうに聞こえますよね。しかし、これは「プライベートとの境界線が曖昧」という意味かもしれません。休日や終業後の飲み会参加が半ば強制だったり、上司や同僚との過剰な馴れ合いが求められたり…。仕事とプライベートはきっちり分けたい、という人には苦痛になる可能性があります。
そして「年間休日105日」という数字。これは、労働基準法で定められた最低ラインです。ビルメン業界は24時間365日動いているため、シフト制が基本ですが、この日数ではかなりギリギリの人員で回していることが予想されます。有給休暇が取りづらかったり、急な欠員が出ると休日出勤を頼まれたりするリスクが高いと言えるでしょう。「年間休日120日以上」が一つの安心できる目安になります。
3. 【将来性・その他】「幹部候補」「誰でも成長できる」がヤバい理由
最後に、「将来性」をアピールする言葉の裏側です。「入社後すぐに幹部候補!」なんて書かれていると、出世コースを歩めるように感じますが、これも危険なサイン。単に人の入れ替わりが激しく、常に管理職が不足しているだけの可能性があります。本来、ビルメンのキャリアアップは、電工二種やビル管、エネ管といった資格を取得し、着実にステップアップしていくものです。甘い言葉で釣ろうとする会社には気をつけましょう。
「あなたの成長をサポートします!」も同様です。本当に社員の成長を願う会社なら、「資格取得支援制度あり(費用は会社負担)」「外部研修への参加推奨」など、具体的な制度が書かれているはずです。抽象的な言葉だけで、具体的なサポート体制が書かれていない求人は、ただの精神論で若手を酷使する体質の可能性があります。
あとがき
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。求人票は、会社が仕掛ける最初のプレゼンテーションです。キラキラした言葉の裏側を冷静に見抜く目を持つことが、良い転職への第一歩です。この記事が、あなたのビルメンとしてのキャリアを守る一助となれば幸いです。焦らず、じっくりと、あなたに合った最高の職場を見つけてくださいね。