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ビルメンテナンスで働くプロが語る!年収のリアル ~都市部と地方、どこで稼ぐのが賢い?~

ビルメンテナンスについてブログを書いている若い女性またはアニメ/漫画風の可愛い女の子
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「ビルメンって給料安いの?」そう思っていませんか?実はビルメンテナンス業界の年収は、働く場所によって大きく変わるんです。この記事では、ビルメン歴20年以上の私が、都市部と地方の年収事情を徹底比較!なぜ地域差が生まれるのか、どうすれば年収アップを実現できるのか、具体的な方法まで詳しく解説します。この記事を読めば、あなたのキャリアプランに最適な働き方が見つかるはず。未来の年収に差をつけるためにも、ぜひ最後までお読みください!

ビルメンテナンス業界、年収の都市伝説を斬る!~地方より都市部が有利な理由~

ビルメンテナンスの仕事は、建物の安全と快適を支える重要な役割を担っています。しかし、その年収については様々な情報が錯綜し、「給料が安い」というイメージを持っている方も少なくないでしょう。私も長年この業界で働いてきましたが、実際に都市部と地方では年収に明確な差があると感じています。

なぜ都市部のビルメンは年収が高い傾向にあるのでしょうか?主な理由は以下の3点が挙げられます。

  1. 物件の規模と多様性: 都市部には大規模な商業施設、オフィスビル、高層マンションなどが集中しており、それらの管理には高度な技術と多くの人手が必要です。複雑な設備や最新のシステムを扱う機会も多く、高いスキルが求められる分、給与水準も高くなる傾向にあります。
  2. 企業の競争と人材需要: 都市部には多くのビルメンテナンス会社がひしめき合っており、優秀な人材の確保競争が激しいです。そのため、企業側も給与や待遇を良くして人材を呼び込もうとします。また、常に新しいビルが建設されたり、既存のビルが改修されたりするため、常に一定以上の人材需要があることも年収が高い一因です。
  3. 付加価値の高い業務の機会: 都市部の物件では、省エネ提案、BEMS(ビルエネルギー管理システム)導入支援、リノベーション提案など、専門性の高いコンサルティング業務に携わる機会も増えます。これらの付加価値の高い業務は、個人のスキルアップだけでなく、年収アップにも直結しやすいと言えるでしょう。

もちろん、地方でも高い年収を得ているビルメンはいますが、一般的には都市部の方が平均年収は高い傾向にあります。

経験20年のベテランが語る!ビルメンで年収アップを実現する3つの秘策

ビルメンテナンスの仕事で年収を上げるためには、漫然と業務をこなすだけでは難しいのが現実です。しかし、戦略的にキャリアを積むことで、着実に年収アップを実現することは可能です。私自身の経験から、特に効果的だと感じる3つの秘策をご紹介します。

  1. 資格の取得と専門性の向上: ビルメンテナンス業界では、資格が給与に直結するケースが多々あります。特に「電験三種」「ボイラー技士」「冷凍機械責任者」「建築物環境衛生管理技術者(ビル管)」などの国家資格は、業務の幅を広げ、責任あるポジションに就くために不可欠です。これらの資格手当は給与に加算されるだけでなく、資格を保有していることで任される仕事の質も上がり、結果的に基本給やボーナスにも良い影響を与えるでしょう。また、特定の分野(例えば、空調設備、電気設備、消防設備など)に特化し、その分野のエキスパートを目指すことも有効です。
  2. 大規模物件・特殊物件への挑戦: 小規模なビルよりも、大規模な商業施設や病院、データセンターといった特殊な物件は、管理する設備の規模や種類も多く、より高度な知識とスキルが求められます。このような物件での勤務経験は、市場価値を高める上で非常に有利に働きます。最初は経験が少なくても、意欲的に手を挙げ、チャンスがあれば積極的に挑戦することが大切です。
  3. コミュニケーション能力とマネジメントスキルの習得: ビルメンテナンスの仕事は、単に機械を操作するだけではありません。オーナー様やテナント様、協力会社との円滑なコミュニケーションは必須です。お客様の要望を正確に把握し、問題解決に導く能力は、信頼関係を築き、次の仕事へと繋げる上で非常に重要です。また、リーダーや主任といった役職を目指すのであれば、部下の指導育成やプロジェクト管理といったマネジメントスキルも不可欠です。これらのソフトスキルは、直接的な給与アップに繋がりにくいと思われがちですが、長期的なキャリア形成においては非常に大きな武器となります。

これらの秘策を実践することで、あなたはビルメンテナンス業界で確実に市場価値を高め、年収アップへと繋げることができるはずです。

地方のビルメンでも諦めるな!「高年収」を掴むための賢い選択肢

「地方に住んでいるから年収は上がらない…」と諦めるのはまだ早いです。地方でも高年収を掴むための賢い選択肢はいくつか存在します。私も地方での勤務経験がありますが、工夫次第で十分に可能性はあります。

  1. Uターン・Iターンで都市部の企業に就職: 一時的に都市部でスキルアップや資格取得を目指し、ある程度の経験を積んでから地方に戻るという選択肢です。都市部で得た知識や経験は、地方の企業にとっても貴重な財産となり、より良い条件での再就職が期待できます。
  2. 特定のニッチ分野で圧倒的専門家になる: 地方では、都市部ほど競争が激しくない分、特定の分野で抜きん出た専門知識を持つことで、その分野のエキスパートとして重宝される可能性があります。例えば、特殊な設備のメンテナンス、歴史的建造物の保全、再生可能エネルギー関連設備の管理など、地域特有のニーズに特化することで、希少価値の高い人材になることができます。
  3. 独立・起業を視野に入れる: 経験とスキルを積んだ後、独立して個人事業主として活動したり、小規模なビルメンテナンス会社を立ち上げたりすることも選択肢の一つです。地域密着型のサービスを展開し、独自の強みを打ち出すことで、安定した収益を得られる可能性があります。もちろん、リスクは伴いますが、成功すれば年収の天井はなくなります。

地方にいても、現状維持ではなく常に「どうすれば年収を上げられるか?」を考え、行動することが重要です。都市部の情報も積極的に取り入れ、自身のキャリアプランに活かしていく柔軟な姿勢が成功への鍵となります。

あとがき

ビルメンテナンス業界は、日本の社会インフラを支える重要な仕事です。私がこの業界で20年以上働いてきた中で、年収は働く場所や個人の努力によって大きく変わることを実感してきました。しかし、どんな環境にいても、学ぶことをやめず、常に新しい知識やスキルを習得しようとする向上心があれば、必ず道は開けます。この記事が、あなたのビルメンテナンスキャリアをより豊かなものにするための一助となれば幸いです。私もまだまだ現役で、これからもビルメン業界の発展に貢献していきたいと思っています。ぜひ、あなたのビルメンライフも充実させてください!

自己紹介
ビル管理人
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birukanrinin
大阪・兵庫県で20年以上ビル管理、設備管理業務に携わっています。 建築物環境衛生管理技術者、電気工事士、消防設備士といったビル管理・設備管理業界に関する資格取得数は20を超えます。 このブログでは知識やノウハウ、受けてきたパワハラ、この業界の嫌な側面等、幅広いリアルな情報を発信していきたいと考えています。
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