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【衝撃】ビルメン底辺説は嘘!?若者が「ビルメンになりたい!」と殺到する意外な理由をベテランが徹底解説!

若者がビルメンを目指す理由
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「ビルメンって楽そうだけど給料安いんでしょ?」「将来性あるの?」そう思っているあなた。かつては“底辺”なんて言われがちだったビルメンテナンス業界に、今、若者たちが続々と参入しているのをご存じですか?なぜ今、ビルメンが注目されているのか?そして、この仕事の本当の魅力や、知っておくべき現実とは?20年以上この業界で働き、酸いも甘いも経験してきた私が、ビルメンの知られざる実態と、若者が抱く期待の裏側を、どこよりも詳しく解説します。この記事を読めば、ビルメンの仕事に対するあなたのイメージが180度変わること間違いなしです。


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ビルメンが「穴場」と呼ばれる時代が到来?若者を引きつける3つの魅力

かつては「底辺職」「誰でもできる仕事」といったイメージが強かったビルメンテナンス。しかし、ここ数年でその認識は大きく変わりつつあります。特に若い世代からの注目度が高まっている背景には、主に以下の3つの魅力が挙げられます。

1. 安定性と需要の高さ

不況に強く、景気に左右されにくいのがビルメンテナンス業界の大きな特徴です。ビルがある限り、清掃、設備管理、警備といったメンテナンスは常に必要不可欠。そのため、職を失うリスクが低く、安定した雇用が期待できます。特に大規模な商業施設やオフィスビルが増え続ける現代において、専門的な知識を持ったビルメンの需要は高まる一方です。

2. ワークライフバランスの取りやすさ

「残業が少ない」「夜勤明けは休み」といった、プライベートを重視できる働き方も若者にとっては大きな魅力です。もちろん現場によっては残業や休日出勤が発生することもありますが、一般的には製造業やIT業界と比較して、ワークライフバランスが取りやすい傾向にあります。趣味や家族との時間を大切にしたい、という価値観を持つ人にとっては、非常に魅力的な職場環境と言えるでしょう。

3. 未経験から手に職をつけられるキャリアパス

ビルメンテナンスの仕事は、必ずしも最初から専門知識が必要なわけではありません。多くの企業が未経験者向けの研修制度を充実させており、働きながら電気工事士や危険物取扱者、ボイラー技士といった国家資格の取得を奨励しています。これらの資格は一度取得すれば全国どこでも通用するため、着実にキャリアアップを目指せるのも大きな魅力です。若者にとっては、将来にわたって役立つ「手に職」をつけられる確かな道として認識されています。


安定だけじゃない!ビルメンの「やりがい」と「奥深さ」

ビルメンテナンスの仕事は、単に建物を維持するだけでなく、その中で働く人々や利用する人々の「安全」と「快適」を守るという、非常に社会的意義の大きい役割を担っています。

縁の下の力持ちとして社会を支える実感

オフィスビルの空調が故障すれば仕事は滞り、商業施設の照明が消えれば利用者は不安を感じます。ビルメンは、まさにそうした「当たり前」を支える縁の下の力持ちです。トラブルを未然に防ぎ、快適な空間を維持することで、多くの人々の日常がスムーズに流れていく。この「社会を支えている」という実感は、大きなやりがいにつながります。目立つ仕事ではないかもしれませんが、人々の生活に欠かせない重要な役割を担っているのです。

専門知識と経験が問われる「職人技」の世界

単純作業のイメージを持たれがちですが、実際は多岐にわたる専門知識と経験が求められます。電気、空調、給排水、消防設備など、覚えることは山ほどありますし、一つ一つの設備には特有の「癖」があります。異常の原因を特定し、適切な処置を施すには、長年の経験から培われた「職人技」が必要となる場面も少なくありません。日々の業務を通じて新たな知識を習得し、技術を磨いていく過程は、自己成長を実感できる充実したものになるでしょう。


ビルメンを目指す若者へ!ベテランが伝える現実とアドバイス

ビルメンに魅力を感じ、この道に進みたいと考えている若い世代の皆さんへ。20年以上この業界で生きてきた私から、いくつかの現実と、アドバイスを送りたいと思います。

華やかなイメージだけでは続かない「地味な努力」

SNSなどでは「楽して稼げる」「残業なし」といった、ビルメンのポジティブな側面ばかりが強調されがちです。しかし、この仕事は地道な点検作業や、時にはトラブル対応のための夜間・休日出勤も発生します。地味な作業をコツコツとこなす真面目さ、そして予期せぬ事態にも冷静に対応できる判断力が求められます。華やかなイメージだけで飛び込むと、現実とのギャップに戸惑うかもしれません。

コミュニケーション能力と学習意欲が成功の鍵

設備に関する知識はもちろん重要ですが、それ以上に「コミュニケーション能力」と「学習意欲」がこの仕事で成功するための鍵となります。テナントや管理会社との連携、他部署との協力、そして何よりも「報・連・相」は仕事を進める上で不可欠です。また、技術は日々進化しており、新しい設備や法改正に対応するためには、常に学び続ける姿勢が求められます。向上心を持って仕事に取り組める人こそ、ビルメンとして大きく成長できるでしょう。


あとがき

20年以上、ビルメンの世界で生きてきて、この仕事の奥深さや、社会に貢献できる喜びを身をもって感じてきました。確かに、かつてはあまり注目されない仕事だったかもしれません。しかし、時代の変化とともに、その価値が見直され、今では多くの若者がビルメンという仕事に新たな可能性を見出していることに、私は大きな期待を抱いています。

ビルメンテナンスは、決して楽なだけの仕事ではありません。しかし、安定した環境で手に職をつけ、人々の安全と快適を支えるやりがいのある仕事です。もしあなたが、この仕事に少しでも興味を持ったなら、ぜひ一歩踏み出してみてください。きっと、あなたの想像以上に奥深く、魅力的な世界が広がっているはずです。

自己紹介
ビル管理人
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birukanrinin
大阪・兵庫県で20年以上ビル管理、設備管理業務に携わっています。 建築物環境衛生管理技術者、電気工事士、消防設備士といったビル管理・設備管理業界に関する資格取得数は20を超えます。 このブログでは知識やノウハウ、受けてきたパワハラ、この業界の嫌な側面等、幅広いリアルな情報を発信していきたいと考えています。
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