【業界の結論】ビルメン歴20年のベテランが断言!取らなきゃ損する「食える資格」TOP3

「ビルメンの仕事、給料も将来性もこのままでいいのか…?」20年もこの業界にいれば、そんな不安を抱える若手を何人も見てきました。会社や先輩から勧められるがままに資格を取ろうとして、時間とお金を無駄にしていませんか?この記事では、ビルメン一筋20年の私が、数え切れないほどの現場と後輩たちを見てきた結論として、「これさえあれば食いっぱぐれない」と断言できる資格を3つだけ、本音で語ります。遠回りせず、確かな未来を掴みたいあなただけ、読んでください。
- すべての土台。20年経っても価値が色褪せない「絶対的基礎資格」
- プレイヤーからマネージャーへ。年収と待遇を激変させる「統括者へのパスポート」
- 「あなたにしか頼めない」と言われる存在になるための「切り札的専門資格」
1. すべての土台。20年経っても価値が色褪せない「絶対的基礎資格」
若い頃は「4点セット」なんて言われて、正直ピンと来ませんでした。しかし、この道20年の結論から言うと**『第二種電気工事士』**の重要性は、年々増すばかりだと断言できます。これがないビルメンは、いわば「素手で戦場に行く兵士」のようなもの。
なぜなら、設備のトラブルで最も頻繁かつ緊急性が高いのが電気系統だからです。「コンセントが使えない」「照明が点かない」といった小さな不具合から、動力設備の異常まで、初動対応できるかどうかがビルメンとしての価値を決めます。資格がなければ、ただ業者を待つことしかできず、その間にお客様からの信頼は失われていくのです。
20年間、様々な現場を見てきましたが、結局のところ、頼りにされるのは「まず、電気が見れる人」。この資格は、あなたの信頼を築き、あらゆる仕事の基本となる、まさにビルメン人生の土台となる資格です。
2. プレイヤーからマネージャーへ。年収と待遇を激変させる「統括者へのパスポート」
現場作業員として10年、15年と経験を積んだ先、多くの人がキャリアの壁にぶつかります。その壁を突き破り、年収や待遇を次のステージへ引き上げてくれるのが**『建築物環境衛生管理技術者(ビル管)』**です。
はっきり言って、この資格があるかないかで、会社からの見え方が全く変わります。現場の一作業員から、ビル全体の維持管理を統括する「責任者」候補へと立場が変わるのです。法律で定められた必置資格であるため、会社としても手放したくない人材になれますし、資格手当はもちろん、役職手当も視野に入ってきます。
私もこの資格を取得したことで、現場のシフトを組む側、予算を管理する側へとキャリアチェンジできました。転職市場では、もはや「引く手あまた」の状態になります。取得までの道のりは平坦ではありませんが、ビルメンとして長く、豊かに働き続けるための、最強のパスポートと言えるでしょう。
3. 「あなたにしか頼めない」と言われる存在になるための「切り札的専門資格」
電気とビル管。この二つがあれば、ビルメンとして十分にやっていけます。しかし、その他大勢から頭一つ抜け出し、「あなたにしか頼めない」という不動のポジションを築きたいなら、『消防設備士』、特に甲種4類や甲種1類は最高の武器になります。
近年、コンプライアンスや防災への意識は非常に高まっており、消防設備の重要性は増す一方です。多くのビルメンが苦手意識を持つこの分野で、点検から改修工事まで見識がある人材は、まさに「宝」。業者との折衝もスムーズに進められますし、緊急時には的確な判断を下せます。
「消防設備のことなら、あのベテランに聞け」この一言が、現場でのあなたの絶対的な価値を証明します。20年という長いキャリアの中で、この「専門性」がどれほど自分を助けてくれたことか。これは、安定の先にある「やりがい」と「誇り」を手に入れるための、切り札的な資格なのです。
あとがき
20年という歳月、ひたすらビルと向き合ってきました。この仕事は、決して楽なことばかりではありません。しかし、経験と知識、そして「資格」という武器を手にすれば、これほど社会に貢献でき、安定したキャリアを築ける仕事も珍しいと確信しています。
資格は、取って終わりではありません。それは、あなたの可能性を広げるためのスタートラインです。この記事が、あなたの長いビルメン人生における、確かな道しるべとなれたなら、これ以上の喜びはありません。焦らず、しかし着実に、あなただけのキャリアを築いていってください。応援しています。