ビル管理の仕事に役立つ、実践的な知識と情報を発信。
ビル管理

【衝撃の結論】ビルメン三種の神器、20年のベテランが本音で語る「最初に取るべきはコレ一択!」

「ビルメン三種の神器」を象徴する3つの輝く宝箱を前に、どの資格を取得すべきか思案する若い日本人女性のイラスト。キャリアの選択と資格取得のテーマを表しています。
birukanri

ビルメン業界でキャリアアップを目指すなら避けては通れない「ビルメン三種の神器」。電験三種、エネルギー管理士、ビル管理士…どれも難しそうで、一体どれから手をつければいいのか悩んでいませんか?この記事では、ビルメン一筋20年以上の私が、それぞれの資格のリアルな難易度と「取得のしやすさ」を徹底比較。この記事を読めば、あなたが次に目指すべき資格が明確になり、もう遠回りはさせません。最短ルートで市場価値を爆上げしましょう。

  1. まずは敵を知る!ビルメン三種の神器(電験三種・エネ管・ビル管)の難易度を徹底比較
  2. 【本音】一番”楽”なのはどれ?合格のしやすさだけで選ぶならこの資格
  3. 結論:20年選手の俺が今、後輩に勧めるならこの資格!目的別おすすめロードマップ
1:まずは敵を知る!ビルメン三種の神器(電験三種・エネ管・ビル管)の難易度を徹底比較

ビルメンとして現場に立つなら、いつかは取れと言われる「三種の神器」。俺も若い頃は、先輩たちの背中を見ながら「いつかはクラウン」ならぬ「いつかは電験」なんて思ってたもんだ。だが、いざ勉強を始めようとすると、情報が多すぎて混乱するよな。ここで一度、それぞれの資格の立ち位置と難易度を整理しておこう。

  • 電気主任技術者三種(電験三種):電気のエキスパート 言わずと知れた電気系資格の最高峰の一つ。これがあれば、ビルの受変電設備の保安監督ができる。正直、難易度はこの中で頭一つ抜けてる。理論・電力・機械・法規の4科目を全てパスする必要があって、科目合格制はあるものの、範囲が広く深い。数学の知識も必須で、文系出身者にはかなり高い壁だ。だが、その分持っている価値は絶大。どこの現場でも重宝される。
  • エネルギー管理士(エネ管):省エネの司令塔 規定数量以上のエネルギーを使用する工場やビルには必須の国家資格。電気分野と熱分野があって、どちらかを選ぶ。省エネが叫ばれる今の時代、非常にニーズの高い資格だ。難易度は電験三種よりは少し下がるが、それでも簡単じゃない。計算問題も多く、エネルギーに関する幅広い知識が問われる。
  • 建築物環境衛生管理技術者(ビル管):建物のドクター 通称「ビル管」。特定建築物の衛生的環境の確保に関する法律(ビル管法)に基づき、特定建築物の維持管理が環境衛生上適正に行われるように監督するのが仕事だ。試験範囲は空気環境、給排水、清掃、ねずみ・昆虫の防除など7科目と非常に広い。暗記が中心になるが、この範囲の広さが厄介。合格率だけ見ると低く見えるが、これは試験範囲の広さにやられる人が多いからだろう。
2:【本音】一番”楽”なのはどれ?合格のしやすさだけで選ぶならこの資格

さて、ここからが本題だ。「一番楽なのはどれか?」という質問に、20年現場を見てきた俺が忖度なしで答えるなら…**ビル管理士(ビル管)**だ。

「え、合格率低いじゃん」って声が聞こえてきそうだが、ちょっと待ってほしい。 電験三種やエネ管が、深い専門知識と計算能力を要求する「縦に掘る」試験だとしたら、ビル管は「横に広く掘る」試験なんだ。

たしかに7科目もあって覚えることは膨大だ。だが、一つ一つの内容はそこまで深くない。極端な話、数学が苦手でも、ひたすら過去問を繰り返して暗記すれば合格ラインは見えてくる。電験三種のように、一つの計算問題が解けないと先に進めない、ということがないんだ。

だから、「勉強への取っ掛かりやすさ」「才能やセンスに左右されにくい」という観点で見れば、ビル管が最も「楽」と言えるだろう。とにかく何か一つ、箔が付く資格が欲しいというなら、ビル管から始めるのが賢明だ。

3:結論:20年選手の俺が今、後輩に勧めるならこの資格!目的別おすすめロードマップ

最終的な結論を言おう。俺がもし、知識ゼロの後輩に「どれか一つだけ取るなら?」と聞かれたら、まずは**ビル管理士(ビル管)**を勧める。

理由は、ビルメンテナンスという仕事の全体像を掴むのに最適だからだ。空調も、給排水も、清掃も、衛生も、ビルメンの仕事そのもの。この資格の勉強をすれば、日々の業務の「なぜ?」が面白いほどわかるようになる。仕事がわかると、面白くなる。面白くなると、もっと上を目指したくなるもんだ。

その上で、君のキャリアプランに合わせたロードマップを提案したい。

  • まずは自信をつけたい、仕事の全体像を理解したい人 ビル管(実務経験を積みながら)エネ管電験三種
  • 電気のプロとして独立も視野に入れたい人 (覚悟を決めて)電験三種エネ管ビル管
  • 省エネや環境系のコンサルに興味がある人 エネ管ビル管電験三種

結局のところ、どの資格も持っていれば必ず君の武器になる。だが、やみくもに手を出すのは非効率だ。まずはビル管で盤石な土台を築き、そこから自分の進みたい道を見つけて、次の神器を手に取る。それが、20年現場を見てきた俺からの、一番確実なアドバイスだ。

あとがき

ここまで読んでくれてありがとう。資格の話をすると、いつも熱くなってしまうんだ。俺たちの仕事は、決して楽じゃない。でも、建物の安全と快適を裏で支える、誇りのある仕事だ。資格は、その誇りを形にしてくれるものの一つに過ぎない。だが、その一枚の免状が、君に自信と、新しい道を与えてくれるのも事実だ。この記事が、君の輝かしいビルメンキャリアの一歩を踏み出すきっかけになったら、これほど嬉しいことはない。健闘を祈る!

自己紹介
ビル管理人
ビル管理人
birukanrinin
大阪・兵庫県で20年以上ビル管理、設備管理業務に携わっています。 建築物環境衛生管理技術者、電気工事士、消防設備士といったビル管理・設備管理業界に関する資格取得数は20を超えます。 このブログでは知識やノウハウ、受けてきたパワハラ、この業界の嫌な側面等、幅広いリアルな情報を発信していきたいと考えています。
birukanri.com
記事URLをコピーしました